Amazon販売アカウント停止や閉鎖になる原因と対策と復活方法

こんにちは
居酒屋BARオーナー電脳せどらー
ハイボール飯島です

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Amazon販売でAmazonセラーの規約に違反してしまうと、アカウントを停止されてしまう場合があります。

アカウントが停止されると出品や販売ができなくなり、売上金の入金が90日程の間停止されてしまうなどのデメリットがあります。

私も経験があるのですが、90日間ストップは資金的にかなりキツくなります。

アカウントの停止は簡単に行われるものではありませんが、規約に反してしまうとアカウントが停止される可能性はあります。

そこで、今回はAmazon販売でアカウント停止されるのはどういった時なのかを紹介していきたいと思います。

Amazonアカウントスペシャリストって知ってますか？

Amazon（アマゾン）には、アカウントスペシャリストって部署があるのはご存じですか？（通称アカスペ）

何かわからない事などを質問や問い合わせをする部署は「Amazonテクニカルサポート」です。

普段出品の仕方や、操作方法など親切に教えてくれる「我らの見方」頼もしい存在です。

対してアカウントスペシャリストって部署は普段は用事がありませんが、出品者や購入者がルール違反をしている疑いがあるときに出てきます。

Amazonでの出品者や購入者を取り締まる警察みたいなものです。

私たちAmazon販売をやってる人間からすると、メチャクチャ嫌な存在です。

具体的に彼らはどんな権限を持っているかというと

Amazonアカウントスペシャリストの権限

1. 商品の出品停止
2. アカウント停止
3. アカウント閉鎖

上記の決定権限を持っています。

商品の出品停止については、対象商品についてを出品停止にされてしまいます。

指定された商品は、業務改善や改善説明が認められない限り再度販売はできません。

高回転で販売している商品であったり、在庫をたくさんかかえている商品は、販売できなくなるため不良在庫になってしまいます。

アカウント停止については、停止中は14日ごとの売上金の入金もストップしてしまいます。

改善計画書を提出し認められれば解除できますが、内容を認められなければアカウント閉鎖になります。

Amazonアカウント停止になるとどうなる

Amazonのアカウントスペシャリストという部署が、アカウント停止や閉鎖については判断しており、担当者によって判断が変わってきます。

また、やり取りについては電話でのやり取りはなく全てメールでのやり取りになります。

停止の場合はAmazonから資料提供の依頼や改善書の提出が必要になります。

アカウント停止になったときの注意点

私も過去にアカウント停止の経験がありますが、中途半端に対応すると一気にアカウント閉鎖に追い込まれますので気をつけてください。

しっかりした改善書が出す必要がありますので、1回目の改善書から全力でかつ迅速に誠意をみせて書きましょう。

ちなみにアカウント停止から閉鎖になると、ほぼ復活はゼロだと思った方が良いです。

その後、いくら改善書を見直して提出しましたといっても、Amazonからは繰り返し無機質メールが返送されてくるだけです。

過去のものなので現在と文書は違うと思いますが、こんなメールが送られてきます。



このメール以降は、私の経験上いくら弁明しても復活は不可能です。

Amazonアカウント閉鎖になるとどうなる

1．90日間の売上金の保留（入金ストップ）

購入者への返金などにあてられ、90日間の売上金を留保されます。

その期間中に返金などがある場合は、予定する入金額から差し引きされて行くので、満額入金とはなりません。

3カ月間入金がストップしてしまうので、当然資金繰りは悪化します。

2．FBAに納品されている在庫が返送

Amazon FBAに納品している商品全てを返送しなくてはなりません。

しかも閉鎖から30日以内に返送の対応をしないと、FBA在庫商品は全てAmazon側で廃棄されてしまいますので気をつけてください。

私も不名誉ながら過去にAmazonの閉鎖を経験していますが、 売上金のストップ以上に、毎日大量に商品が家に返送されてくることが結構きついです。

FBA在庫をヤマト運輸さんがダンボール箱を大量に毎日家に届けに来ます。

商品量が多い人であれば当然家中はダンボールだらけになり、下手すると家の中では商品が入りきらなくなる人もいると思います。

よほど大きな家であれば良いですが、商品量にもよりますが、すぐに自分の寝る場所もなくなるぐらいにダンボールで埋もれてしまうことになります。

Amazon販売でアカウントが停止される原因とは？

 
Amazon販売でアカウントが停止される原因は

• アカウント健全性（パフォーマンスの低下）
• Amazon規約違反
• 適正な価格設定がされていないケース
• 閉鎖アカウントの関連性

アカウントの健全性（パフォーマンスの低下）

アカウントヘルスとは、「注文不良率」「キャンセル率」「出荷遅延率」の3つです。

そして、この3つの項目は、注文をけた商品のキャンセル率が高い場合や返金、返品などがどのくらいあるのか。また、出荷通知が遅れていることが多いとアカウントヘルスが悪化していると判断され、アカウントが停止されてしまう可能性があります。

注文不良率

注文不良率を1％未満に抑える必要があり、1％を超えるとアカウント利用停止になる場合があります。
注文不良とは「低評価」「Amazonマーケットプレイス保証申請」「クレジットカードのチャージバック」が発生した場合は注文不良とみなされます。

～関連記事～

低評価の削除方法についての記事は下記の方法でやってみてください。

71.問い合わせ不要！Amazon低評価削除方法

Amazonマーケットプレイス保証申請については下記の記事を読んでみてください

Amazonマーケットプレイス保証を申請されてしまった

キャンセル率

指定の7日間で出品者の都合でキャンセルした注文の割合です。

キャンセル率を2.5％未満に抑える必要があり、2.5％を超えるとアカウント利用停止になる場合があります。
対策としては、無在庫販売をしないことです。

注文が入ってから商品を発注する場合、実際にその商品が市場にあれば良いですが、生産終了品や廃盤品ですでに販売されていない場合は仕入れできなくなります。

そのためには在庫をしっかり持って（有在庫）手元にある商品やFBA納品している商品を販売していけば、このような出品者側のキャンセルということ防止できます。

出荷遅延率

10日間または30日間の注文の割合で、出品者出荷の商品に適用されます。

出荷遅延率を4％未満に抑える必要があり、4％を超えるとアカウント利用停止になる場合があります。
対策としては、注文が入ってすぐに対応出来る環境が無い人は、AmazonFBA納品して商品販売することです。

FBAを利用することでほとんど解決できます。

FBAを利用すると商品の保管や注文処理、発送や返品対応までAmazonが代わりに行ってくれるので、出荷が遅れてしまうことや評価が下がってしまうことを防ぐことができます。

該当するのは自己発送商品のみなので、本業が忙しい方や副業で取り組んでいる方はFBA販売にすれば、この出荷遅延率を抑えることができます。

アカウントの健全性はどこで確認するのか

セラーセントラルのトップに「パフォーマンス」から「アカウント健全性」とうい欄があるのでそこをクリックします。





 

Amazonの規約に違反

• 偽造品販売（ニセモノ）
• 知的財産権侵害（著作権侵害・商標権侵害など）
• コンディションガイドライン違反

この2つは一番Amazonは厳しく取り締まっているところです。

偽造品販売（ニセモノ）販売

正規品のみを仕入れ販売して出荷するのは出品者の責任です。

禁止商品は「密輸」「偽造品」「海賊版」「違法に複製」「コピー」など、正規品でない商品を販売した場合は、Amazonはただちに出品用アカウント（および関連のアカウント）を一時停止または閉鎖されます。

ニセモノ販売は当たり前ですが、Amazonだけに限らず違法で犯罪行為です。

知らぬ間に偽物を売ってしまったということもありえますので、確かな仕入れ先から仕入れて商品販売することが一番です。

対策としては、偽物販売を誤ってしてしまわないためには、仕入れ先をしっかりと見極める必要があります。

また、仕入れる商品に対しても知識を得ておくことで、知らずに偽物を仕入れてしまう危険性が低くなります。

また、偽物を誤って仕入れしないために正規の卸問屋を利用することで安心して仕入れをすることができます。

そして、偽物情報が出まわっているの商品の取扱を控えることも安全に運営する方法です。

商品カスタマーレビューページを確認して、偽物の疑いのない商品を扱う事です。



ブランドバッグ等は海外でも偽物が出まわっています。

商品について、あなたが実際は本物の商品をあつかってたとしても、購入者の感覚で「この商品はニセモノでは？」とAmazonに通報された場合、仕入れ先の請求書などの提出をもとめられます。

これにしっかり対応できないと、アカウント停止・閉鎖に一気においこまれますので注意してください。

知的財産権侵害（著作権侵害・商標権侵害など）

Amazonではブランドやその他権利者所有者の知的財産権を侵害する出品を禁止しています。

商標権の権利者からAmazonへ通報が入るケースがほとんどです。

その際には仕入れ先の請求書などの提出がもとめられます。

上記の偽造品販売同様しっかり対応しないとアカウント停止や閉鎖になるので要注意です。

～関連記事～

下記の記事では、Amazonから商標権侵害通告がきた時の対応方法を書きましたので、読んでいただければと思います。

104.Amazonから商標権侵害でメールが来たときの対応法【訴えられた時の対処方法】

コンディションガイドライン違反

コンディションガイドラインは、簡単にいうとAmazonの販売ルールです。

出品禁止商品であったり、「新品」商品の定義や中古販売できるカテゴリーと状態によってのグレード設定（新品・ほぼ新品・非常に良い・良い・可・出品不可）など、このコンディションガイドラインに記載されています。

各カテゴリーごとに販売ルールが決まっています。

ここでは、一部代表的な「新品」として出品できない商品についてのルールを載せておきます。

「新品」として出品できない商品

以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。

• 個人（個人事業主を除く）から仕入れた商品。
• メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証（保証期間など）を得られない商品（例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など）。
• プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。

なお、中古品として出品する際は、プロモーション品、プライズ品、おまけなどである旨をコンディション説明欄へ明記してください。

下記は共通ガイドライン1： スポーツ&アウトドア、カー&バイク用品、おもちゃ&ホビー、DIY・工具、ビジネス、産業・研究開発用品の一部です。
各カテゴリー細かく純正の箱やパーツについてなど記載がありますので、確認しましょう。



引用元：コンディションガイドライン

コンディションガイドライン違反については、購入が商品を受け取った際に「これ新品？」って思うような品質の悪い商品のケースが多く、購入者からAmazonへのクレーム通報という場合がほとんどです。

新品のほうが高く売れるので、綺麗な商品であれば新品で販売したい気持ちはわかりますが、中古のコンディションにあたる商品を新品販売すれば当然ですが規約違反になります。

アカウント停止されないためには、誤ったコンディションで出品しないことが大切です。

規約で開封されている商品は中古扱いになったり、個人から仕入れたものを新品販売してはいけないなど。

Amazonには独自の規約（ルール）があります。

そのためには、コンディションガイドラインを読んでおくことが重要になり、誤ったコンディションで出品することを防ぐことができます。

特に自分の出品するジャンルやカテゴリーについては、事前に確認しておきましょう。

～関連記事～

コンディションガイドラインについては下記の記事をあわせて読んでみてくださいね。

117.Amazonコンディションガイドラインで出品不可商品の確認は必須

適正な価格の設定がされていないケース

新型コロナウィルスで、マスクの高額転売が話題になりました。

国では、マスク転売規制についてのＱ＆Ａとして規制が出されています。

まとめるとこんな感じです。

• 【対象】家庭用、医療用、産業用マスク
• 【違反】ドラッグストアやネット通販の「小売業者」からの入手で所得価格より高値販売した場合
• 【処罰】1年以下の懲役か100万円以下の罰金
• 【対象外】「卸売業者から仕入れ」は通常の商取引のため対象外

詳しくは上記リンクをクリックしてみてください。

それをうけAmazonでも、マスクもさることながらマスク以外の商品についても、販売価格よりも著しく高い商品またはサービス価格の設定をすると、アカウント停止になるケースが出ています。

Amazonは、商品の価格（配送料も含む）を定期的に監視、他の価格と比較しています。

出品価格の設定が、購入者の信頼を損なっていると判断した場合、ショッピングカートボックスまたは出品の取り下げ、もしくは重大なまたは繰り返されるケースについては出品権限の一時停止またははく奪といった措置を取る場合があるとのことです。

調べたところ、具体的に何％以上高いなどの基準はないため、まわりの価格や仕入れ値から判断していく必要性があります。

対策として、自動価格改定ツールを使っている人は、価格の上限設定をかけておかないと自動的に価格追随して知らぬうちに高価格で販売してしまう可能性があるため注意が必要です。

閉鎖アカウントの関連性

Amazonで閉鎖されたアカウントとの関連性です。

閉鎖されたら新規でアカウントを作れば良いと思われますが、住所・氏名・IPアドレス・銀行口座・クレジットカードなど。既に閉鎖されたアカウントと関連性があるとされると、問答無用で停止および閉鎖されてしまいます。

一番気をつけたいのは、公衆WIFIなどの誰が使っているわからないものにネット接続しないことです。

Amazonのセラー画面を使う際は、他人の使っているネットには接続しないようにしてください。

長く健全に販売するにはルールをしっかり守ること

今回は、Amazon販売でアカウント停止される場合について紹介しました。

規約違反に近い販売方法を行っていても、瞬間的に売り上げが上がることは期待できても長く継続することはできません。

また、規則違反に近い販売をしていると、常にハラハラしながら販売していかなければなりません。

せっかくAmazon販売を始めたのに、常にハラハラしながら販売することは精神的にもよくないです。

ブラックやグレーな手法では「停止になったらどうしよう。閉鎖になったらどうしよう。」といつもビクビクしながら稼いでいくことは気持ち的にも嫌なものです。

ルールをしっかり守って販売していけば、そんなことは全く考える必要はありません。

そして、アカウントの停止や閉鎖のトラブルなく、安全にアカウントを運用し、長く継続して販売していくことが、最終的には大きな利益を得ることができます。

アカウントを停止や閉鎖にされないために今回紹介した原因に注意しながら、Amazon販売をしていってください。