Amazonせどり初心者は仕入れ商品を縦積みすると失敗する3つの理由！メリットデメリット

こんにちは
ハイボール飯島です。

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せどりやAmazonで商品販売をしていて「縦積み」って言葉を聞いたことはありますか？

縦積みとは、1種類の商品（同じ商品）を何個もまとめて仕入れることをいいますが、今日はその「縦積み」について、初心者がやると大失敗になる話しをします。

「縦積み」の3つのメリット

1．1種類の商品で大きく稼げる

そもそも縦積みする商品（大量に仕入れる商品）は、高回転で売れていく商品です。

例えば、まとめて50個以上仕入れる商品であれば、そもそもAmazonでもドンドン売れている商品を対象に仕入れます。

1カ月で4個しか売れない商品を50個仕入れたら、売切りまでに1年以上かかります。

50個仕入れるのであれば、長くてもライバル販売者との兼ね合いも考えて、自分が売れる計算で3カ月くらいで売り切れる商品が良いです。

1種類の商品がドンドン売れていくので、売上げ利益は上がりやすいのが縦積みのメリットです。

2．仕入れやAmazonFBAへの納品発送作業が楽

1種を大量にあつかうので、仕入れも簡単で時間がかかりません。

AmazonFBAへの納品作業で商品ラベル張りなどは、同一商品なので手間がかからず、仕入れや納品や検品、全てにおいて効率が良くて作業が非常に楽です。

3．数量が多いので値引きしてくれる可能性があるので利益が出しやすくなる

仕入れ数量が多くなるため、1個仕入れるときより仕入れ先によっては割引してくれるケースがあります。

1個だと仕入れ単価が1,000円のものだとしても、50個まとめて買うので1個あたり950円になる、こんなケースもあります。

もともと数量が多くなると割引になる設定をしているサイトもあるし、卸問屋さんであれば価格交渉するのも良いです。

「まとめて50個仕入れるから安くしてほしい」

こんな話しを卸問屋さんに聞いてみれば良いです。会社によってはオーケーってところもあるし、駄目ってところもあると思いますが「聞くのは無料（タダ）」なのでどんどん聞くのが良いです。

初心者が商品を縦積みすると失敗する3つの理由

縦積みのデメリットは、なんと言っても不良在庫のリスクで、在庫が売れない資金回収ができなくなり資金繰りが当然悪くなります。

1．仕入れ判断ミスや売れるのが一時的なケース

人間なのでミスは必ずあります。

keepaなどのランキンググラフはあくまでも過去のデータで売れるであろう判断の目安です。
実際に商品を仕入れてみると思いのほか売れるものや、逆に売れ行きの悪いものがあります。

また季節によって売れなくなるものや、流行やトレンドに左右されるものであれば、売れるのは一時のケースもあります。

具体的な例で言えば、マツコ・デラックスさんがテレビで「この商品美味しい！」とひと言いうと翌日には、商品が街から消え去ります。

ただ、これもトレンド的なものであって流行はいっときです。

なので、商品供給がおいつけば売れ行きは鈍化していきます。

他にも季節によって売れる物。

夏物・冬物・クリスマス関連など、時期もの商品は季節が変れば当然売れ行きが落ちます。

シーズン中に売り切る必要性が出てきます。

2．ライバルが急増して値下げ。最悪赤字垂れ流しのケース

縦積みする商品は、そもそも回転の良い商品。

納品作業も楽だし、商品管理も楽。

1商品で売り上げ利益アップが見込めるため、誰もがあつかいたいと思う魅力的な商品です。

高回転で販売できる商品は当然ですが、せどりをやっている人であれば誰もが仕入れしたい商品です。

みんながあつかいたい商品は、ライバルが急増しやすいのは当然です。

限定地域のみでの販売商品や独占販売に近い形で販売できるような商品であれば、ライバル急増は防げるかもしれませんが、全国展開されている店舗や、電脳せどり（ネット仕入れ）ではライバルが増え、値下がりするケースが考えられます。

われ先に売りたい！

特に在庫をたくさんかかえている人は、心理的に値引きして売り切り、資金回収したいという心理になります。

物販している人であれば、誰もができる限り早く仕入れした商品を現金化して、利益確定させたいと思うのは当然です。

私の実際の失敗例

特に卸問屋から商品を売り込んでくる（営業してくる）ケースは要注意です。

商品は私にだけでなく他のAmazon販売者などにも営業しているので、価格暴落するケースが多いです。

私も過去に大失敗しましたので、下記の記事を参考に同じような失敗をしないように気をつけてください。

～関連記事～

Amazon電脳せどり失敗仕入れ！卸からの営業に気をつけよう

3．Amazonでの商品見直しで突然販売できなくなるケース

上記の2う以上に困るのがこのケース。

Amazonの規定が変更になり販売出来なくなる、不慮の事故のようなケースです。

Amazonでは商品出品規定の見直しにより、該当する商品がAmazonで商品が突然販売できなくなるケースがあります。

いままで普通に販売出来ていた商品に対して、急にブランド規制が入り商品購入証明（請求書など）が必要になるケースがあります。

これについては請求書を提出しても許可されないケースもあるので、Amazonで販売すらできなくなってしまいます。

この場合は、商品は他の販路（ヤフーショッピング・メルカリ・ヤフオク！など）で売っていくしか方法はありません。

また、危険物商品であれば、AmazonではFBA納品可能な商品についても安全性について定期的に再確認しています。

いままで問題なく販売出来ていた商品が、急にSDS（安全データシート）の提出を求められてFBAで販売することができなくなったケースもあります。

この場合は自己発送で商品販売していくか、または他の販路で販売するしか方法はなくなります。

※SDS（安全データシート）については下記記事を参考にしてみて下さい

106.Amazon安全データシート（SDS）提出依頼の対応方法

私の実際の失敗例

過去にカメラ関連部品を多くあつかっていました。ソニー・キヤノン・ニコン・リコー・カシオなどの商品をAmazonで思いっきり縦に積んで販売していました。

超高回転で売れる商品で1商品あたり50個～100個単位で発注しFBA納品して販売していましたが、突如Amazonのブランド規制がかかり、Amazonでカシオやリコー製品など販売することが出来なくなりました。

結局Amazonではその商品は販売できまいまま、自己発送でメルカリやヤフオク！、ヤフーショッピングで販売しましたが、自己発送で大量に出荷は大変な作業であったことと、Amazonより売れ行きが落ちるので、資金回収に時間がかかりました。

大量に仕入れた商品が突然販売することができなくなると、代金回収出来ないため資金繰りは悪化します。

資金に余裕がない人は資金ショートしてしまう可能性があります。

結論と対策

縦積みは危険！縦積みするなら1回目はテストで少量仕入れをすること。

いきなり商品を縦積みすることは危険です。

ライバル急増で価格が暴落した際にも、大量の在庫をさばかなければならなかったり、いつAmazonで販売できなくなる可能性もあります。

「せどりのメリットは、少量で多くの品種を扱えること。」
商品の種類を増やして幅広く商品を取り扱い、数多くの商品で利益を生み出すことが可能です。

横に商品種を広げて、1商品毎の数量が少なければ、商品販売でトラブルが起きても、他の商品でしっかり売上げが見込めるのでリスク分散されます。

1商品ごとの数量が少なければ、売れ残りが出ても、価格暴落や販売ができなくなったとしてもダメージは少ないです。

また私のやっている卸問屋仕入れであれば、セール品や生産終了品（廃盤商品）仕入れと違い、追加補充（リピート仕入れ）できる商品なので、無理に1回目の仕入れで大量に仕入れする必要ありません。

2回目以降の注文で徐々に仕入れ数量を増やしていくのが安全です。

安全を考えれば1回目は少量仕入れして、実際の販売状況を確認した上で、徐々に数量を増やしていくのが一番安全です。

keepaなどのランキンググラフはあくまでも目安。
実際の売れ行きを自分の目で確認しましょう。

納品してから1日で売れた！1週間で売れたと実際に売れたデータがとれれば2回目の発注でどのくらい仕入れたら良いか判断しやすいです。

keepaなどのランキンググラフをみて、おおおおお！この商品メチャクチャ売れてる！
お宝商品は喉から手が出るくらい魅力的ですが、まずは一度落ち着いて大量発注前にぜひ一度少量仕入れて売れ方を確認して、徐々に数量を増やしていけば、失敗は防げます。

はじめたばかりの人は特に注意してみてくださいね。