確定申告は青色申告（簡易簿記）なら簡単でメリットあり！

こんにちは、ハイボール飯島です。

動画版はこちらです。



せどりAmazon販売で売り上げが上がってきたら、確定申告が必要です。

利益がたくさん出ているなら経理作業の手間を考え、税理士さんにお願いするのも一つの方法です。

いまは簡単に税理士さんを探せますからね。

関連記事
【税理士の簡単な探し方】副業の確定申告の準備は？顧問料報酬は適正か？

 

開業時や利益が出ていないときの税理士費用は大変

いま私は税理士さんに日々の確定申告をお願いしていますが、2015年4月から居酒屋BARをはじめたころから数年は自分で資料作成し確定申告していました。

税理士さんとの契約は顧問料や確定申告作成費用が発生するので、事業をスタートしたばかりのときは毎月の税理士費用も大変です。

私もはじめはすべて自分で資料つくって確定申告していました。

飲食店開業1年目で白色申告しましたが、2年目からは青色申告（簡易簿記）で自分で作成していて申請していました。

そこで感じたことは

 

• 白色申告はメチャクチャ損
• 利益出ていない時こそ青色申告したほうが良い

 
この2点です。

支払う税金って少ないほうが良いですよね。

 
今回は確定申告は青色申告（簡易簿記）なら簡単でメリットありって話です。

簿記ド素人でも簡単にこれなら自力で申請できます。

確定申告申告方法と控除について

申告方法については4種類です。

１．白色申告　控除なし
２．青色申告（簡易簿記）特別控除10万円
３．青色申告（現金主義簡易簿記）特別控除10万円　※前前年所得が300万円以下
４．青色申告（複式簿記）特別控除55万円もしくは65万円

※4.令和2年分より変更になりました。e-Taxによる申告（電子申告）又は電子帳簿保存すると65万円です。（下記画像のとおり）



 

白色申告の提出書類

収支内訳書・確定申告書Ｂを提出します。

ちなみに収支内訳書はこんな書式です。

 


 
 
 
 


 
 
2年目からは青色申告（簡易簿記）で提出しました。

 

青色申告（簡易簿記）の提出書類

青色申告決算書・確定申告書Ｂを提出します。

青色申告決算書の書式はこんな感じです。

 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
青色申告（複式簿記）特別控除55万円もしくは65万円を目指す場合は4枚目の「貸借対照表」が必要ですが、青色（簡易簿記）では不要です。

 

白色申告と青色申告（簡易簿記）青色申告（複式簿記）との違い

白色申告の収支内訳書を基準に説明します。

青色申告（簡易簿記）は２ページ目の月別売上（収入）金額および仕入れ金額の項目が増える

青色申告（複式簿記）は上記＋4ページ目の貸借対照表・製造原価の計算が増える

 
貸借対照表……私にはできません。

そしていまさら簿記の勉強するのは面倒です。

税理士さんにお願いするか、最近は優秀な会計ソフトがあるので入力すれば仕訳してくれるようですが、当時の私は時間がもったいないと思い「貸借対照表」はあきらめました。

しかし、月別売上（収入）金額および仕入れ金額っていうのは、毎月の収支を出すだけです。（白色申告には月別はありません）

普通に飲食でも物販でも、月々いくら売上上がって、仕入れがいくらで利益がいくらか計算します。

なので普段管理しているデータを記載するだけなので簡単です。
 
でも青色申告（簡易簿記）って10万円控除だけなんでしょ？

面倒だから白色申告でいいよ。って思いますよね。

他にも特典があるので青色申告をおすすめします。

青色申告（簡易簿記）4つのメリットについて

１．10万円の特別控除

白色は控除はありません

２．赤字の場合、3年間繰り越すことができる。

その年の赤字を確定申告で損失申告することによって、向こう3年以内に出る所得と差し引くことができます。

例えば、

2018年　500万円の赤字
2019年　300万円の赤字
2020年　100万円の赤字
2021年　1000万円の黒字

 
となった場合、2021年の課税所得は、1000－（500＋300＋100）＝100万円となります。

これは白色申告ではできません。

赤字を持ち越せませないので、税金としては単年度ですべて決算になります。

かなり税金は変わってきます。

スタート当初は開業準備にもお金がかかるので、事業内容にもよりますが初年度から黒字化ができないこともあります。

そして長く経営していれば、赤字の年も考えられますからね。

 


上記の計算だと、2021年の白色申告だと1,000万円への課税。青色申告だと100万円への課税です。

上の画像は国税庁の税率速算表ですが

白色申告の1,000万円の所得税は

1,000万円×0.33（税率）-1,536,000円（控除額）＝1,764,000円の所得税を国に納めます。

青色申告の100万円の所得税は

100万円×0.05（税率）-0円（控除額）＝50,000円が所得税です。

 
4年間のトータル利益は同じですが、申告方法でこれだけ変わってきます。

あなたはどっちが良いですか？

３．家族への給与が全額必要経費にできる。

事業主の家族を従業員として雇用する場合、その給与を必要経費として課税所得から差し引くことができます。

※「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出すること

白色申告の場合は、配偶者は86万円、その他の親族は一人につき50万円に限り課税所得から差し引かれます。

白色の場合は上限がありますが、青色申告の場合は全額必要経費ってのは大きいです。

４．30万円未満の減価償却資産は一括経費にできる。

青色申告者が30万円未満の減価償却資産を取得した場合、取得した事業年度において全額を経費とし、課税所得から差し引くことができます。

※白色申告の場合には、10万円未満の減価償却資産を取得した場合にしか、一括で経費とすることができません。

20万円のパソコンを購入した場合、青色の場合は一括経費（単年）が可能。白色の場合は3年に分けて均等に減価償却（3年に分けて経費計上）です。

※但し年間300万円まで一括経費可能な「少額減価償却資産の特例」があります。

 

まとめ

提出資料の違いは、青色申告決算書の２ページ目の一部だけで、これだけのメリットがあります。

ぜひ簡単なのでオススメです。

ただ青色申告は白色申告と違い、事前の申請が必要です。

それには青色申告承認申請書という書類を提出しなくてはいけません。

この書類の提出期限が、毎年３月１５日までです。

来年からやる人はすぐに税務署に行って申請しましょう！

 
 
もし、税理士さんへの依頼を考えている方であれば、私の過去記事に税理士さんを無料で簡単に探す方法の記事を書いていますので、参考にしてみてくださいね。

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