賞味期限切れ商品の販売は違法か？消費期限との違い

こんにちは、ハイボール飯島です。

動画版はこちらです。



私は卸問屋で商品を仕入れてAmazonで販売しています。

あつかっている商品は食品関連などもあり、Amazonでは要期限管理商品として賞味期限・消費期限を記載して商品をフルフィルメントセンターに納品して、FBA販売しています。

ところで、消費期限と賞味期限。

にているような言葉ですが、違いがわかりますか？

多くの人が混同していると思います。

また、賞味期限切れ商品の販売は違法なのか？

Amazonやメルカリでは販売できるのか？

今回はそんな話です。

消費期限と賞味期限はどう違う？

消費期限（しょうひきげん）

食べて安全な期限で、日持ちしづらい食品でおおむね5日以内の食品に表示されます。

弁当、サンドウィッチ、生めん、ケーキ、おにぎり、お惣菜など、いたみやすい食品には消費期限の記載があります。

賞味期限（しょうみきげん）

おいしく食べられる期限で、この期限をこえてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。

 

引用元:期限表示（賞味期限・消費期限）消費者庁

Amazonやメルカリでは消費期限・賞味期限の切れた商品は販売できるのか？

Amazonのコンディションガイドラインにはこのように明記されています。



Amazonでは賞味期限、消費期限切れの商品は出品できません。

メルカリではこのように記載されています。



消費（賞味）期限が既に切れている商品の販売は違反になります。

賞味期限切れ商品の販売は違法なのか？

Amazonやメルカリでは販売できませんが、そもそも賞味期限切れ商品の販売は違法なのか？

 
答えは

 
「賞味期限が切れた商品を売ってはならない」というルールはないとのこと
 
下記の弁護士ドットコムニュースでは、通常120円〜150円程度で販売されている飲料を「10円」や「30円」などの激安価格で販売する自動販売機の話を紹介し、それに関する法的問題について解説しています。

「賞味期限切れ」を30円で販売する自販機…法的問題は？

記事内では、販売会社は、はっきりと『賞味期限切れ』『消費期限切れ』と表示したものとして売ったとしても、それ自体に罰則などがあるわけではなく、罰則があるのは、腐敗したものや有害なものを売った場合で、期限切れかどうかは無関係とのこと。

現に、楽天市場では賞味期限切れで検索してみると、ペットフードなどの賞味期限切れ商品はたくさん販売されています。

まとめ

消費期限と賞味期限の違いって、わかりづらいですよね。

また、Amazonやメルカリでは賞味期限切れの商品は販売できませんが、販売すること自体は違法ではないということなので、もし賞味期限切れの商品を販売するのであれば、サイトごとのルールを確認することが重要です。

また自社サイトなど独自で販売するのであれば問題ないと思います。

ただし、これによって食中毒などの被害が出た場合、販売会社や製造会社が民事上の責任を負う場合がありますので気をつけましょう。