Amazonでカラーやサイズのバリエーションがある商品の仕入れ方法

こんにちは、ハイボール飯島です。

動画版はこちらです。



Amazonで商品の仕入れする時には、keepaやデルタトレーサーなどのランキンググラフをみて仕入れの判断します。
その中で、判断に迷う悩ましい商品はバリエーションのある商品です。

バリエーションとは、Amazonの1商品ページに赤・青・黄色などの複数のカラーが混在していたり、洋服であればサイズ（S/M/L）など混在している商品です。

バリエーションカタログともいいます。

今日はこういう商品の仕入れ判断についてです。

いままで見逃してきた人も、これを読めば、どのように仕入れ判断したら良いかわかると思います。

Amazonでカラーやサイズのバリエーションがある商品の仕入れ方法

通常の商品ページの例

通常の商品であれば、Amazonは1商品で1カタログ（1商品ページ）です。

上記の商品はコカコーラゼロ ペットボトル 500ml×24本の商品ページですが、この商品ページ（商品カタログ）はゼロ ペットボトル 500ml×24本のセット商品だけの専用ページで、単品ものや12本セット1.5Ｌの商品は別のページが存在します。

バリエーションのある商品ページの具体例

下記の商品ページが具体的な例です。

バリエーションカタログとも呼びます。



このようにAmazonの商品1ページに複数のカラーが混在していて、なおかつサイズまで違うとかなり複雑ですね。

上記画像の商品であれば、カラーは、ブラック、オックスフォードグレー、オフホワイト、ネイビーの4色あり、サイズはＳ・Ｍ・Ｌ・ＸＬ・2ＸＬと5サイズ。

4色×5サイズで20通りの商品が1ページに集約されています。

そして、この商品のランキンググラフをみると、データの抽出時期と抽出頻度によって、若干ランキンググラフに少しの違いがありますが、波形（波うち・ギザギザ）は似ています。

上記商品のすべてＭサイズの商品のKeepaのランキンググラフ下記の画像のとおりです。
＜ブラック＞


 
＜オックスフォードグレー＞

＜オフホワイト＞


＜ネイビー＞


この場合、ブラックもこれだけ売れてて、オフホワイトもこれだけ売れててと考えると仕入れミスします。

ギザギザ（波打ち）は合算されているデータで、4色×5サイズで20通りの合計でこの波打ち（ギザギザ）になっています。

なので、実際どの商品が売れてるか、このランキンググラフをみただけではわからないですよね。

こんな商品の仕入れってどうしますか？

 

• わからないので諦める……
• 適当に仕入れてみる？
• 価格が安いもの？

 
うーーーーん。それじゃ駄目ですね。

私は一部ファッションもAmazon販売していて、ファッション関連をやり始めたときは、当初非常に悩ましい問題でした。

ファッションに詳しい友人に、今年の人気色はなど聞いて仕入れしていたこともありました。

当初、結構失敗もしたのですが、実は確実にどれが売れているか調べる方法があります。

ちなみに、これ以上Keepaやデルタトレーサーのグラフとにらめっこしても答えは出ませんので視点を変えてみましょう。
では、どれが売れてる商品か見わける方法について

Amazonでカラーやサイズのバリエーションがある商品の仕入れ判断

ポイントは3つです。

1．FBAに入っている商品は、売れている可能性が強い

FBAに商品を納品するとFBA保管料がかかります。一般の実店舗併用の小売店であれば、自分の店舗に商品は置いておき、売れてから商品発送するほうが、保管料もかからず、なおかつ別の販路でも売れるから良いですよね。あえてFBAに納品して販売する必要はないです。

私がもしこの状態でFBAに納品して販売する商品であるなら｢確実に売れる商品｣をFBAに納品して販売します。

なので、スタートは自己発送で一つ販売してみて、売れるのを確認してから2回目でFBAに納品して販売していきます。

そんな推測から、FBAに入っている商品については、売れる可能性が強いです。

ただし、せどらーさんがランキンググラフの読み間違えで波うち（ギザギザ）をみて、｢売れるじゃん！｣って勘違いして仕入れているケースもあるので、販売者が専門店なのでせどらーさんなのかを判別しましょう。

この判別方法は簡単です。

例えば、ファッションであればファッション専門に扱っている人か、それともファッションも扱って、古本も扱って、家電も……こんな人はせどりの人なので、注意が必要です。販売者さんのストアフロント（販売者さんの現在販売している商品一覧）をみればわかります。

専門に商品を扱っている人のストアフロントの例

商品がファッション関連で統一されています。

取り扱いブランドをみるとわかります。

せどり系の人のストアフロントの例

商品の種類が多岐にわたっています。

家電から本からドラッグストア関連まで、どんな商品でも扱います。少量多品種扱うことができるのが「せどり」のメリットですからね。



 

2．商品の評価（レビュー）で確認する

こっちの方が売れてる商品を判別するのは確実です。

答えは商品の評価（レビュー）をみれば良いです。

注意点は、ファッション関連は年によって流行があります。流行のカラーであったり、サイズ感はオーバーサイズが良い、ジャストサイズが良いなど。

去年は赤が流行ったけど、今年は黄色なんてこともあります。去年人気のカラーは売れ行きが落ちますので、最新レビュー順でみていくと良いです。



 


カスタマーレビューは必ず新しい順に変更してみていきましょう。

レビューには、購入した商品の情報が載っています。

商品レビューが多いものであれば、実際に購入した人が多いということです。

なので、どの色・どのサイズが売れているかわかりますね。

3.keepaのバリエーションも参考になります

下記画像はkeepaの画像ですが、ここでもバリエーションのレビュー数を確認することができます。
視覚的に、どのカラー、サイズの評価数が多いかわかりやすいですね。

3．メーカーの売り出したい（イチオシ）カラーを意識する

メーカーには、商品ごとに必ずイチオシのカラーがあります。

一番売りたい色ですね！

これについては商品ページをみればわかることが多いです。

広告のトップページに掲載されていたり、中央に配置されているカラーであったり、他の色より写真の数が多いなど目立つように売り出されています。

基本的には、商品広告のトップにあるカラーがメーカーの売り出したいイチオシのカラーです。



 
上記商品であれば、4色のカラーの中で、メーカーが一番売りたい、売れている人気のカラー、イチオシカラーを見わけるのです。

この商品であれば、写真に使われているのは、「オックスフォードグレー」です。

これが基本的には一番売れてるケースが多いです。

なのでトップのカラーは外れが少ないです。

バリーエーションのある商品の仕入れは少量からが鉄則

私のやっているのは卸問屋仕入れ、商品は追加補充（追加注文）が可能な商品なので慌てて仕入れる必要はありません。

売れたら、再度追加注文すれば良いだけですからね。

こういうバリエーションのある商品については、単体の商品ページと違って、予測の部分も含まれます。

なので、まずは1個仕入れて売ってから数を増やしていきましょう。

1個が販売したら、1週間で売れた。じゃ次は3個仕入れよう！

これのほうが売れ残りのリスクが少ないです。

ランキンググラフは過去のデータです。

実際に1個仕入れて、Amazonで売ることは実戦のリアルなデータです。

現状が一番把握できる直近のデータのほうが過去のランキングデータと比べれば信頼性と価値が高いです。

まとめ

こういうバリエーションのあるカタログは、ランキングデータが合算されたデータになっているため、どのカラーやサイズが売れたのかは、keepaやデルタトレーサーのランキンググラフだけでは読み解けません。
そこで他にヒントがないかみていくと良いです。

商品レビューは購入者の生の声です。

レビューするサイズとカラーは明らかに買われた商品です。

購入商品でなければレビューできませんからね。

レビュー数が多いカラー・サイズをみて、まずは1つ仕入れてみると良いです。

また、メーカーのイチオシカラーについては基本的に外れが少ないので、ここも狙い目です。

たぶん、せどり系の方で商品のレビューまでチェックして仕入れしている人は少ないと思います。

またバリエーションのある商品ページの商品は、ランキングデータ（keepaやデルタトレーサー）だけでは判断しづらいため、仕入れを敬遠している人も多いと思います。
仕入れが難しそう＝ライバル販売者が減ります。
なので、偶然にもこの記事読んだ人は、ライバル販売者と差をつけられるかも。

ネット上仕入れ（電脳）であれば、仕入れの際にじっくり上記の3つのポイントを事前確認して判断できると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。