得意なことを生かす！それが一番大事です。

こんにちは
居酒屋BARオーナー電脳せどらー
ハイボール飯島です。

 
「負けないこと　投げ出さないこと
逃げ出さないこと　信じ抜くこと～♪」

 
 
応援歌としても
幅広く知れ渡っているこの曲。

 
耳に聞こえるとついつい口ずさんでしまう心地よく、
覚えやすい曲ですよね。

 
もう２５年以上前の曲ですが、
いまだに受け継がれている名曲です。

 
大事ＭＡＮブラザーズバンドの
「それが大事」という曲です。

 
当時１８０万枚を
売り上げる大ヒットとなりました。

 
そのバンドのキーボードを担当していた女性が、
今は音響製品の製造販売を行う社長に転身しています。

 
吉田理恵さんです。

 
大ヒットを世に送り出しましたが
バンドは長く続かずに４年で解散。

 
その後、吉田さんは映像やＣＭ向け
音楽の創作に携わっていました。

 
起業したいという目標を追い続け、
４０歳の時にハッピーリスという会社を設立しました。

 
最初は、知り合いに胎教に
良い音楽を作って欲しいと頼まれ、
胎児の心音ＣＤを中心とした音楽制作を行います。

 
その後、これからママになる
お母さんは胎児の音が聞きたいのではないかと考え、
「ケアレコ」という商品を開発します。

 
これはおなかの赤ちゃんの心音を、
聴音器を通して携帯電話のボイスレコーダーで
録音できるという装置です。

 
すると、驚いたことに
お医者さんから注文が殺到します。

 
どのように、病院で使われているのか、
実際に見せてもらうと、
ケアレコが、嚥下音（飲み込む時の音）をとらえられると、
評判になっていました。

 
これまで、飲み下す際の音を
聞き分けるのは聴診器でしか対応できなかったが、
ケアレコが高齢者の方が喉に食べ物を詰まらせたりしていないかを
判断するのに役立っていることが分かったのです。

 
吉田さんは、
そこからお医者さんがより使いやすいように、
商品を改良していきます。

 
そして完成したのが、
「ごっくんチェッカー」です。

 
「ごっくんチェッカー」は、
食事介助中に銀色のマイクを喉に当てて
テーピングなどで固定し、
スピーカーから飲み込んだ音の状態を聞くことが出来ます。

 
集音技術によって立体的な音響を作ることで、
飲み始めの音から最後の減衰音に至るまでを
確実にとらえられるのです。

 
今まで、飲み込む音の判断は難しく、
細菌が唾液や胃液とともに肺に流れ込んで
生じる誤嚥性肺炎を発症するなどの問題が起き、
食事介助は負担が大きかったそうです。

 
しかし、ごっくんチェッカーの登場で、
介助の効率化につながるといいます。

 
元々、キーボードを担当していた吉田さん。

 
しかし、商品開発のために、
工具ややすりなど自ら使って、
より良い作品作りに取り組んでいました。

 
バンド時代に、
音楽を通して病気の人を元気づけたい。

 
でも音楽では心を元気には出来るけれど、
他に何かできることはないのか。

 
葛藤している時がありましたが、
ごっくんチェッカーで、
実際に病を抱えている人の役に立つことが
出来ていると充実した表情で語っていました。

 
音関連の技術を開発するに当たっては
音響工学の知識が不可欠です。

 
吉田さんの場合、
バンドでの音楽活動の経験生かし
音響製品開発につながっています。

 
自分の得意なことを生かし、
商品を開発している吉田さんは、
とても輝いて素敵でした。

 
 
自分の得意な事を何かにつなげていきたいですね。