東大出身でも人生何が起こるか分からない

こんにちは
居酒屋BARオーナー電脳せどらー
ハイボール飯島です。

 
現代は、イクメンという言葉が定着し、
パパの子育てへの協力が
当たり前の時代になってきました。

 
何年か前には男の人は仕事、
女性が家事・育児が当たり前だと
言われてきましたよね。

 
そんななか、
東大卒のエリートが
専業主夫になった話を聞きました。

 
専業主夫歴10年以上の堀込泰三さんです。

 
泰三さんは東京大学工学部に現役合格し、
車のエンジン開発のために大手自動車メーカーで
一流企業のエリート社員として働いていました。

 
香苗さんは医科大学を卒業後、
東京大学の研究員として勤務していました。

 
２人は29歳のときに結婚し、
翌年に長男が誕生しました。

 
香苗さんは育休を取ろうとしましたが、
契約研究員のため、通常の育休制度が適用されません。

 
最先端医療の研究を病の早期発見や
治療に役立てたいという夢があった香苗さんは、
退職するか悩んでいたところ、

 
夫の泰三さんが
「それなら、自分が2年の育休を取るよ」と
提案してくれました。

 
泰三さんの勤める
一流企業には育休制度がありましたが、
育休を使った男性社員は当時1人もいない時代です。

 
今でも、男性の育休は
取りづらいものだと思います。

 
働き盛りの30代が
職場を2年も離れるということは、
出世を諦めたと思う上司もいたほどです。

 
しかし、泰三さんは

 
「妻が仕事を辞めるか、自分が休むかと、
比べたらこちらが休みをとるほうが
よいと思っただけです」

 
と当時を振り返ります。

 
 
その後、妻の香苗さんは研究に没頭し、
1年間のアメリカ勤務が決定しました。

 
育休中の泰三さんも子どもと一緒に渡米し、
妻を支えました。

 
そして帰国をしようとしたとき、
妻の研究が高く評価され、
2年間のアメリカ勤務延長が決まってしまいました。

 
同時に、
夫の育休２年間も終了してしまいます。

 
妻はアメリカ、
夫は日本と別々で生活することになりました。

 
 
しかし、夫は

「家族がバラバラでいるくらいだったら、
会社を辞めて一緒に暮らしたほうがいいんじゃないか」

 
と考えるようになり、

 
夫は会社を辞め
専業主夫となることを決意しました。

 
泰三さんが育休を取った10年ほど前は、
まだイクメンという言葉すらなく、
公園でパパと子どもがいると怪しがられるくらいでした。

 
今ではママ友とランチ会をするまでになり、
病院情報や献立の相談、育児の悩みなど気兼ねなく
相談できるようにまでなっているそうです。

 
東大出身なのに、専業主夫と聞くともったいないなと
第三者は思ったりしますが、
泰三さんはこう言っています。

 
もちろん奥様が
しっかり働いているから出来ることですが…..

 
「会社員時代ではわからなかったいろんなことが知れて、
いま充実していて楽しいし、
幸せな生活を送らせてもらっているなと思います。

 
今の妻じゃなかったら
こんな経験はできなかったと思いますし、
やっぱりよかったなと思いますね」

 
いつの時代も、最初は驚かれたり、
非常識と思われたりするところから、
新しい斬新な物が送り出されたりします。

 
堀込夫婦は新しい夫婦のスタイルを
世の中に教えてくれていると感じました。

 
泰三さんは、今ではイクメンのお手本として
講演会などの活動を行ったり、
著書を出版したりしています。

 
人の幸せは誰にも測れません。

 
泰三さんは、
自分で悔いのない人生を送れているので、
充実した毎日を送れているのだと思います。

 
人から何を言われても、
やりたいことを貫き通す素敵ですね。