Amazonで販売商品の価格が下落する理由！【心理学的に考えてみた】

こんにちは、ハイボール飯島です。

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Amazonで商品販売をしていて一番嫌なのが、販売価格の下落です。

もともと2,000円で販売していた商品が、1,950円になり1,900円になり1,800円になり….

値段が下がり、利益がどんどん減っていってしまうこと。

 

• 今まで利益がとれていた商品だったのでガッカリ……
• 仕入れたときよりドンドン価格がさがってしまった….

 
こんな話しや、お悩み相談をたくさんうけるので、今回はAmazon販売商品の価格下落が起こる理由についてです。

視点としては、人間心理と行動（心理学）で考えてみました。

ちなみに超むかし大学では、心理学の勉強もしました。

価格下落の理由は商品ではなく「販売者」側の問題

Amazonでは基本的に一つの商品ページに対して、複数の販売者があいのり販売する形になっています。

画像がクリックすると拡大してみれます。
 
 


 
 
 
 
この商品であれば、22名の出品者さんが販売しています。

価格下落の理由は、販売者同士による値下げ合戦です。

「われこそは先に商品を売りたい！」という販売者が、値下げに踏み切るということです。

それによって価格崩壊（価格下落）がはじまります。

なので、商品自体が悪いわけではなく、販売者同士が自ら値下げして首を絞めあっている状態です。

 

価格下落しやすい商品について！心理学的に考えてみた

基本的にはひとつの商品ページで、1名でも値下げ開始すると価格下落がはじまります。

では、どんな商品が価格下落しやすいか、心理学的に考えてみました。

1．初心者の販売者が多い商品

初心者の販売者、初心者せどらーさんは、はじめは商品が売れるかどうか不安です。

Amazonのカートボックスの仕組みを理解していれば、カート価格に合わせれば自然に売れていくのですが、思いどおりに商品が売れないと焦りはじめます。

せどりを始めたばかりであれば、仕入れミスなどもあり、なかなか売れない商品も出てきます。

そのため、焦って自ら価格を下げていってしまうケースが多いです。

そんな初心者販売者さんが、多く参入している商品については価格下落が起きるケースがあります。

初心者さんの判別については、Amazonでの販売者の評価数をみれば参考になります。

新規の出品者であったり、評価数が少ない販売者が多い商品についてはこの傾向が見られると思います。

 


 
 
 
上の画像のとおり、評価数は出品者ごとにみることができます。

 

2．たくさんのライバル販売者がいる商品

たくさんの販売者さんが、同一商品を出品していると、当然カートはローテーションといっても売れ行きは落ちていきます。

月に30個売れる予定の商品に、ライバル販売者が5人のときには6個売れる計算の商品も、ライバルが10人に増えれば月に3個しか売れなくなります。

しっかり年間を通じて売れている商品であれば、本来は焦る必要なく一定価格で売れていくのですが、

ライバル販売者数が多いと、自分の商品がなかなか売れない…..と焦り始めます。

そんな中「先に売りたい！売り抜けたい！」という販売者が価格を下げはじめます。

多くの販売者の中の1名でも10円値下げをはじめれば、価格下落のスタートです。

販売者さんが10人の商品と30人の商品では、値下げ開始する人の確率は単純計算で3倍になります。

3．季節商品とトレンド商品について

季節もの商品であればシーズンオフになると「季節外れで売れないかな？」と考え、値下げする販売者も多いです。

せどらーさんもさることながら、一般の小売業者さんは季節商品は季節が終われば在庫処分で値下げします。

定番の季節商品については、値下げが一度おさまれば、また再度価格が回復するケースもあります。

また、瞬間的にブームになった商品も、同じような傾向があります。

テレビで取り上げられ、翌日に店頭で品切れって商品は良くあります。

こんな商品は注意が必要です。

価格高騰で、なかなか手に入らなくなった商品。

こんな商品はブーム・流行が過ぎれば、その商品に価値がなくなります。

買い手が少なくなれば在庫を保有している販売者は、不良在庫にしたくないため値下げして早く売り切りたい！

こんな気持ちになります。

【結論】価格下落を完璧に予測することは不可能

価格下落がおきやすいと思われる商品は、上記の3パターンです。

他にも、ライバル数が少なくても在庫を大量にかかえている販売者の値下げなども考えられます。

結論としては、完全に予測することは不可能です。

価格を下げるのは販売者です。

そして、どの販売者が値下げするかについて、読みきることは不可能。

残念ながら、これについてコントロールすることはできません。

全員に「値下げしなくても売れるよ！」って私も言ってまわりたいくらいです。

あなたがいくら念じていても、残念ながら値下がりする商品は値下がりするし、価格を維持する商品は価格を維持します。

ライバル販売者が値下げさえしなければ、価格は維持されます。

【対策】ひとつの商品に依存しないこと

対策としては、ひとつの商品に依存しないこと。
商品の種類を増やして、値下がりする商品もあれば、価格を維持する商品もあり、全体の商品販売で月の利益を取ると考えるのが良いです。

商品の種類が少ないと、どうしても一つの商品に依存しがちです。

商品種が少ない、販売経験が少ないうちは、この商品値下がりは精神的にもダメージを受けてしまいます。

なかには、赤字損切りする商品もでてきます。

ハッキリ言うとAmazonで値下がりが気になっているうちは、まだ初心者です。

Amazon新品販売では価格競争があることが前提です。

そして、この仕組みを受け入れて、その中で利益を出す。

このように考えられるようになると、中・上級者の仲間入りです。

ひとつひとつの値下がりが気にならないくらい商品の種類を増やして、商品全体で月利益を取っていくと考えると良いです。