仕入先倒産！財産報告集会で感じた物販ビジネス注意点

こんにちは、ハイボール飯島です。

動画版はこちらです。



2016年から卸問屋で商品を仕入れしてAmazonで販売しています。

去年、私のところで取引していた卸問屋が倒産しました。

私も注文代金を支払い後、一部注文した商品が届かず債権者になりました。

• 2022年6月　破産申し立て
• 2022年9月　破産手続き開始
• 2023年1月　財産状況報告集会

このような流れで、先日この会社の財産報告集会に行ってきました。

場所は裁判所で行われ、破産管財人弁護士が現在の財産状況を報告します。

今回は、仕入れ先が倒産！財産報告集会で感じたことと注意点についてです。

仕入れ先が倒産した場合、支払ったお金は返ってこない

破産管財人や弁護士などにも相談、確認しましたが、取引先が倒産した場合は残念ながら支払ってしまったお金は返ってきません。

この会社の仕入れ商品は現金の銀行振り込みだったので戻ってきません。

卸問屋仕入れなどで商品を仕入れる際には、できる限りクレジットカードやPAIDなどの後払いで商品を仕入れるほうが良いです。

商品発送前に仕入先が倒産したケースの場合、倒産会社の代理人弁護士に連絡し、商品発送が可能か確認し、無理ならクレジットカード会社に支払い停止等抗弁書を出し、引き落とし銀行には引き落とし解除依頼すれば損害を受けずに済むかもしれません。

～下記関連参照～

仕入先の卸問屋が倒産！リスク分散と仕入れ金の決済方法について

商品の仕入れをする際に、不安であれば決済方法が銀行振込みだけの会社はパスするのが良いです。

もし銀行振込での商品仕入れの場合は、注文は少額注文にするのが良いです。

少数商品、少数取引先に依存しない

多数の取引先、仕入れ商品を展開しているので、私のところは、この会社1社倒産したことによる売り上げダウンはあまり感じませんでした。

仮にこの会社1社に依存していたら当然売上は大幅ダウンし、下手すると連鎖倒産する可能性もあります。

倒産した卸問屋の財産報告会に行って収支計算書をみて、破産管財人弁護士に話を聞いたときに、二つの商品について大きな金額の仕入れがありました。

二商品だけで破産時の仕入れ在庫金額は1,300万円以上です。

新型コロナ関連の衛生商品で、これから売れるだろうと思って大量仕入れしたのだと思いますが売れずに大きな不良在庫となっていました。

既存の別商品の棚卸資産からしても異常に多くの在庫です。

以前から経営状態が悪く一発逆転を狙っての仕入れか、新型コロナが今後も続き仕入れ商品が価格高騰するとにらんだのかはわかりませんが、1つ、2つの商品に頼っていてはその商品が売れなくなったらアウトです。

今回仕入先の倒産により、改めて少数仕入れ先への依存、少量商品への依存の危険性を感じました。

まとめ

新規で商品を仕入れする会社は特に注意が必要です。

できる限りクレジットカード払いで、取引にあたり預入金などを要求してくる会社については、初心者のうちはやめたほうが良いです。

また、仕入れ先はいつ倒産するかわからず、仕入れた商品についてもいつ生産終了、廃盤になるかわかりません。

卸問屋仕入れをしている人は、常に仕入れジャンルを広げつつ、新規仕入れ先開拓、新規仕入れ商品の開拓をしていってくださいね。