置き配荷物の盗難問題とその対策について

置き配荷物の盗難問題とその対策について

こんにちは、ハイボール飯島です。

動画版はこちらです。



2016年から卸問屋で商品を仕入れしてAmazonで販売しています。

ここ数年、宅配便の受け取り方として「置き配」が人気を集めています。

置き配とは、配達員が受取人と対面せずに、事前に指定された場所（玄関前や宅配ボックスなど）に荷物を置いていく配達方法です。

同時に荷物の盗難リスクも気になります。

地域によって盗難の確率は異なりますが、発生率は5％～10％とも言われており、そのリスクは決して軽視できません。

置き配の責任所在と盗難時の対応

置き配で荷物が盗まれた場合、基本的には利用者の自己責任となります。

宅配業者や商品の発送元は、通常、盗難の補償義務を負いません。

ただし、配送会社の指示や手続きに不備があった場合は、配送会社が責任を問われる可能性もあります。

盗難が発生した場合の対応手順は？

1. 配送会社への連絡

配達完了の確認と配達時の状況を確認する。

2. 警察への被害届提出

盗難の可能性が高い場合は警察に届け出ます。ただし、明確な証拠がなければ犯人特定は困難です。

3. 補償申請

配送業者や荷物の出荷元に状況を説明し、補償対応の有無を確認します。

なお、Amazonなど一部のECサイトでは、置き配指定した商品が配達完了となっているにも関わらず手元に届かない場合、商品の再送や返金で補償を受けられる可能性があります。

盗難防止策は

置き配の利便性を享受しつつ、盗難リスクを軽減するための対策としては

1. 宅配ボックスの設置

鍵付きの専用ボックスを使用することで、安全に荷物を受け取ることができます。

2. 防犯カメラの設置

盗難抑止効果があり、万が一の際の証拠にもなります。

3. 配達通知サービスの利用

リアルタイムで配達状況を把握し、速やかに荷物を回収することができます。

4. 受け取り場所の工夫

玄関前以外の目立たない場所や、自宅の敷地内など、第三者から見えにくい場所を指定します。

5. コンビニ受け取りの活用

自宅以外の安全な場所で受け取ることができます。

置き配の必要性と今後について

置き配は、再配達の削減による物流業界の効率化と、2024年問題（トラックドライバーの労働時間規制）への対策として注目されています。

また、新型コロナウイルスの影響による「巣ごもり」需要の増加と非接触ニーズが、置き配の普及を後押ししています。

さらに、宅配ロボットの開発も加速しており、将来的にはより安全で効率的な配達システムが期待されています。

消費者の意識改革も大切です。

無料で何度も再配達してくれる日本の宅配システムに慣れた消費者の意識を変え、多様な受け取り方法を積極的に活用することが求められています。

まとめ

置き配は利便性が高く、物流業界の効率化にも貢献する配達方法ですが、盗難リスクは無視できません。

宅配ボックスの設置やIoT技術の活用、配達通知サービスの利用など、様々な方法を組み合わせることで、安全性を高めつつ置き配のメリットを最大限に活かすことができるでしょう。

Amazonで商品購入する場合は、商品盗難にあっても全額補償が受けられるので良いのですが、他のECサイトによっては、補償が受けられず購入者の自己責任になってますので注意が必要です。

私であれば、盗難補償のあるショッピングサイトは置き配を利用して、補償のないサイトでは、軽量のものならコンビニ受け取りを利用したいと思います。