ヤマト運輸の宅急便高速連結輸送計画

こんにちは
居酒屋BARオーナー電脳せどらー
ハイボール飯島です。

 
現在、宅配業者は人員不足となっています。

 
 
特にヤマト運輸は深刻な
ドライバー不足と言われています。

 
そもそも、
ヤマト運輸はどうして、
深刻なドライバー不足になってしまったのでしょうか？

 
それには、
いくつかの理由が考えられますが、
１つ目にAmazonの利用者が増加していることが挙げられます。

 
ここ１０年間でAmazonや楽天市場などのネット通販、
ヤフオクなどのネットオークションを使う人が爆発的に増えました。

 
さらに、
最近ではメルカリなどの
携帯から手軽に行えるフリマアプリを使って
買い物をする人が増えています。

 
ネット通販やネットオークション、
フリマアプリからの、
商品の配送の中心はヤマト運輸が主に担っています。

 
利用者が増加すれば、
それだけ配送しなくてはいけない荷物が増えるということです。

 
２つ目に、佐川急便がAmazonから撤退したことです。

 
これまでは、
佐川急便もAmazonで注文された商品の配送を行っていました。

 
しかし、
現在はAmazonの配送から撤退しています。

 
よって、
ヤマト運輸が扱う荷物量がさらに増加しました。

 
さらにAmazonのサービス拡充により、
早く配達しなければいけないお急ぎ便や、
当日中に配達しなければいけない当日お急ぎ便、
必ずその時間帯に配達しなければいけないお届け日時指定便など、
制約がついた荷物が増えたことも人員不足の原因の１つです。

 
ヤマト運輸も配達員の過重労働の対策として、
当日配送の受託縮小を要請しました。

 
３つ目に、再配達回数の増加があります。
 
実は人手不足の一番の理由とも言われています。

 
 
配送する荷物が増えると、
再配達に向かう回数も比例して増えます。

 
なんと約20%の荷物は再配達と言われています。

 
さらに1つの荷物を、
2回3回と再配達に行くケースもあるそうです。

 
この配達回数を減らすために
駅やコンビニに受け取りロッカーを設置するという対策を、
行っています。

 
それでも、
根本的な人手不足の解消とはなっていません。

 
そして、今回深刻なドライバー不足を解消するため、
ライバル企業に協力を呼びかけ、
高速道路での共同輸送に取り組む方針を固めました。

 
共同輸送は、
先頭の大型トラックに他社のトレーラーを
連結して高速道路を走ります。

 
こんな感じですね。

 


 
導入されれば、
先頭車両のドライバー１人で
トラック２台分の荷物を運べるようになるのです。

 
高速道路以外では各社が自前で配送します。

 
道路が狭い市街地を小回りが利かない
大型トラックで配送するのは効率的ではないためです。

 
年内にも、
東名高速道路などで実証実験を行い、
早期の導入を目指しています。

 
宅配会社の配達員の負担が大きく、
サービス残業の多さなどが問題になり
ニュースでも取り上げられることが多くありました。

 
それぞれ、
色々な対応策が練られています。

 
将来、
今より自動運転の技術の向上やドローンの普及によって、
人員不足が解消されるかもしれませんね。