フジフィルムの対応力はスゴイ

こんにちは
居酒屋BARオーナー電脳せどらー
ハイボール飯島です。

 
ダーウィンの進化論って
聞いたことがありますか？

 
色々な人が生物の進化論を唱える中、
ダーウィンは著書『種の起源』において

 
『自然選択によって、生物は常に環境に適応するように変化し、 種が分岐して多様な種が生じる』と記しました。

 
 
そしてこの過程を『生存競争』などの
単語を用いて説明を行いました。

 
『生存競争』とは、
個体が次の世代を残すためによりよく環境に適応しようとし、
生物どうし、特に同種の個体間で競争すること。
適応できない個体は自然淘汰されて 子孫を残さずに滅びていくことです。
 
大昔、地球を支配していた恐竜も、
この生存競争で負け滅びてしまいました。

 
環境変化に追い付けなかったのですね。

 
そしてこれは、
ダーウィンの進化論は生物だけでなく、
ビジネスでもいえることです。

 
激変する環境に合わせてビジネスモデル、
製品内容をその都度、
修正していくことが必要不可欠です。

 
綿密な計画も大切ですが、
それ以上にスピーディーな実行と修正、
失敗を恐れずに挑戦していくことが重要です。

 
そもそも想定した通りに
進めていけるビジネスなんて、
ほとんどないですよね。

 
だからこそ、
環境に対して柔軟に適応していくことが必要になるのです。

 
また、顧客のニーズに合わせて自分自身、
そして提供するサービスも変えなければいけません。

 
フジフィルム(富士フィルム)は、
時代の流れにうまく適応した１つの会社だと思います。

 
 
フジフィルムは１９３４年に、
写真フィルムの国産化を目指して創立された会社です。

 
そして、３３年前に誰もが簡単に取れるカメラとして
レンズ付きフィルム『写ルンです』が発売になり、
広く一般に普及しました。

 
みなさんも使ったことがありますか？
私も旅行に行ったときなどよく使っていました。

 
しかし今では、
デジタルカメラや携帯でのカメラの利用者が増え
フィルムの需要がどんどん減っていきました。

 
それでも、
フジフィルムは現在もトップ企業として生き残っています。

 
フジフィルムはどのように経営をしていったのでしょうか。

 
フジフィルムは、フィルム業界がデジタル化によって
徐々に衰退していくことを予想して、
社名に刻まれるような主力事業を事実上、撤退していきました。

 
そして化粧品など経験のない新分野で
今までの技術を生かして成功させたのです。

 
勇気ある撤退があったからこそ、
資金を新しい分野に投入でき、
研究開発に継続的かつ積極的に取り組み、
着実に成果を収めました。

 
フジフィルムは本来持っている理念やビジョン、
信念はそのままにしながらも、
スピーディーに大胆に自らを進化させました。

 
変えてよいところと変えてはいけないところの
境界線の見極めが見事だったと思います。

 
もし少しでも適応スピードが遅かったら
フジフィルムは生き残っていなかったかもしれません。

 
過去の成功が未来のチャレンジを阻むこともあります。

 
変化の激しい時代に、
あなたがたくましく生き残れるように、
適応力と勇気を身につけてくださいね。